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その他の資金調達ガイド|融資・出資・補助金以外の手段を知る

personスモゼミ編集部 event2026-07-23 公開
その他の資金調達ガイド|融資・出資・補助金以外の手段を知る

資金調達というと、まず思い浮かぶのは、借りて返す融資、株式を渡して受ける出資、返さなくてよい補助金でしょう。けれど、資金を集めたり、手元の資金を早めに動かしたりする手段は、それだけではありません。

インターネットで大勢から少額ずつ集めるクラウドファンディング、売掛金を早く現金に換えるファクタリング、企業間の決済に使われる手形やでんさい。こうした「その他の手段」も、状況によっては選択肢になります。ただし、これらは主要な手段の代わりというより、場面に応じた補助的な選択肢です。仕組みや注意点を知らずに飛びつくと、かえって苦しくなることもあります。

このガイドは、その他の資金調達の手段を3つの記事で見渡す入口です。それぞれの仕組み、向き不向き、そして注意点を整理します。なお、手数料や条件などの具体的な内容は、サービス・業者・時期によって大きく変わります。実際に使うときは、必ず各サービスや金融機関、公式で最新を確認してください。

この記事の要点

  • 融資・出資・補助金のほかにも、クラウドファンディング、ファクタリング、手形・でんさいといった資金調達・資金化の手段があります。
  • これらは主要な手段の代わりではなく、状況に応じた補助的な選択肢です。とくにファクタリング・手形には注意すべき点が多く、安易に頼らないことが大切です。
  • 手数料・条件などの具体的な数値は、業者・契約・時期で大きく変わります。仕組みと注意点を理解し、最新は必ず公式・窓口で確認してください。

この枝の歩き方

3つの記事は、大勢から集める手段、売掛金を早める手段、企業間決済の手段、という性格ごとに並んでいます。まず自分の事業に関わりのありそうなものから読むとよいでしょう。

手段性格記事
クラウドファンディング大勢から少額ずつ集める(購入型が身近)クラウドファンディングとは
ファクタリング売掛金を早期に現金化する(借入ではない)ファクタリングとは
手形・でんさい企業間の決済・資金繰りの道具手形・でんさいとは

なお、これらを含めた資金調達全体の見取り図は資金調達の方法一覧にあります。融資・出資・補助金といった主要な手段は、それぞれ融資ガイド出資(エクイティ)ガイド補助金・助成金ガイドで扱っています。

手段1|大勢から集める — クラウドファンディング

ひとり事業にとって比較的身近なのが、クラウドファンディングです。インターネットを通じて、多くの人から少額ずつ資金を募る方法で、商品やサービスをリターンとして返す購入型は、先行予約や応援に近い性格を持ちます。

資金を集めるだけでなく、需要の確認(本当に買いたい人がいるか)や、宣伝の意味を持つこともあります。一方で、目標に届かないリスクや、リターンを届ける義務、手数料などの注意点もあります。集めて終わりではなく、届ける約束が残る、という点を押さえておくことが大切です。型ごとの性格や注意点はクラウドファンディングとはで扱います。

ノートパソコンのオンライン注文画面とクレジットカードを持つ手元

手段2|売掛金を早める — ファクタリング

商品やサービスを提供したあと、代金が入るまでに時間がかかることがあります。この、まだ入金されていない売掛金を、業者に譲渡して早めに現金化するのがファクタリングです。

ここで大切なのは、ファクタリングは借入(融資)ではなく、債権の売買だという点です。手数料が差し引かれるため、受け取る額は本来より少なくなります。便利な面はありますが、手数料が高くつくことや、悪質な業者への注意も必要です。安易に頼る前に、本来の資金繰りの改善や公的な融資を検討するのが基本です。仕組みと注意点はファクタリングとはで扱います。

手段3|企業間の決済 — 手形・でんさい

取引先との企業間(BtoB)の決済で使われるのが、手形やでんさい(電子記録債権)です。約束手形は、支払いを一定の期日まで先延ばしできる証券で、受け取った側は期日に現金化したり、期日前に割り引いて早めに資金化したりします。でんさいは、その手形の機能を電子化したものです。

手形には、不渡り(決済できないこと)を出すと信用を大きく損なうという重さがあります。また、約束手形については、将来的に利用を縮小・見直していく流れがあるとされます。ひとり事業(個人向けの取引が中心)には縁が薄いことも多いですが、取引先から手形を受け取る場面などで知っておくと役立ちます。詳しくは手形・でんさいとはで扱います。

AI時代の応用・次の一歩

その他の資金調達の下調べも、AIと相性のよい作業です。クラウドファンディングやファクタリングといった聞き慣れない仕組みを、かみくだいて説明してもらう。自分の事業に関わりがありそうかの当たりをつける。こうした整理は、AIを使うと進めやすくなります。

ただし、手数料や条件、制度の動向といった具体的な内容は、サービスや業者、時期によって変わり、AIが古い情報のまま答えてしまうこともあります。実際に使うときは、必ず各サービス・業者・金融機関や、金融庁・全国銀行協会などの公式で確かめてください。仕組みの整理はAIで、最新の条件は公式で、と分けて使うのが安全です。

次の一歩としては、まず資金調達の方法一覧で全体像を確かめ、そのうえで自分の事業に関わりのありそうな手段から読んでみることをおすすめします。多くのひとり事業では、まず融資・補助金といった主要な手段を押さえ、その他の手段は必要な場面で検討する、という順序が現実的です。

よくある質問

融資・出資・補助金のほかに、どんな資金調達がありますか。 代表的なものに、インターネットで大勢から少額ずつ集めるクラウドファンディング、売掛金を早期に現金化するファクタリング、企業間の決済に使われる手形・でんさいなどがあります。いずれも主要な手段の代わりというより、状況に応じた補助的な選択肢という位置づけです。仕組みと注意点を知ったうえで、必要な場面で検討するのが基本です。

クラウドファンディングは、ひとり事業でも使えますか。 一般に、商品やサービスをリターンとして返す購入型のクラウドファンディングは、ひとり事業でも取り組みやすいとされます。資金集めだけでなく、需要の確認や宣伝の意味を持つこともあります。ただし、目標未達のリスクやリターンを届ける義務、手数料などもあるため、仕組みを理解してから使うのが基本です。

ファクタリングや手形は、使ったほうがよいのですか。 どちらも便利な面がある一方で、注意すべき点も多い手段です。ファクタリングは手数料や悪質な業者への注意が、手形は不渡りの重さや制度の変化への注意があります。安易に頼るのではなく、まずは本来の資金繰りの改善や公的な融資を検討し、仕組みとリスクを正しく理解したうえで判断するのが安全です。

これらの手段の手数料や条件は、どこで確認すればよいですか。 手数料・割引率・条件などの具体的な内容は、サービスや業者、契約、時期によって大きく変わります。このガイドでは各手段の性格を扱い、数値には踏み込みません。実際に使うときは、必ず各サービス・業者・金融機関や、金融庁・全国銀行協会などの公式で最新の情報を確認してください。

まとめ

資金調達には、融資・出資・補助金という主要な手段のほかにも、クラウドファンディング、ファクタリング、手形・でんさいといった手段があります。大勢から少額ずつ集める、売掛金を早める、企業間で決済する、と、それぞれ性格が違います。

大切なのは、これらを主要な手段の代わりと考えないことです。とくにファクタリングや手形には注意すべき点が多く、安易に頼ると、かえって負担が増えることもあります。まずは本来の資金繰りや、融資・補助金といった主要な手段を押さえ、その他の手段は仕組みとリスクを理解したうえで、必要な場面で検討するのが安全です。

手数料や条件などの具体的な内容は、業者・契約・時期で大きく変わります。このガイドは性格の地図なので、実際に使うときは必ず各サービスや金融機関、公式で最新を確認してください。まずは、自分の事業に関わりのありそうな手段から知っていきましょう。

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